高校生なら大学受験のために、社会人なら趣味・教養として日本の歴史を学びたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
今回は日本の歴史を学習するための本を比較し、個々のレベルに合わせた最適の一冊を見つけていただきます。
詳説日本史B教科書 山川出版社(高校教科書)
まずは高校日本史の教科書だ。最初に断っておくが、教科書というのは教師が「教える」ということを前提に作られています。
だから、それ1冊でポイントが分かるようには(あえて)作られていないため、決して読んでわかりやすいものではないです。
では、なぜ教科書を1番目にあげたのでしょうか?
それは、日本史という分野の「範囲」つまり骨組みを確認してもらうためには必須の本だからです。
大学受験はもちろん、社会人の教養としてもどこまでが常識としてしっておくべき水準なのか?
それを知るためには教科書は避けて通れません。
ここに書いてある他の本を読み、内容を理解したとき、教科書はとても読みやすく感じると思います。
教科書が読めるようになっていれば、大人の教養として日本史を学んだと胸をはって言ってよいでしょう。
中公文庫『日本の歴史』シリーズ おすすめ度 ★★★★★
本格的に日本の歴史を勉強したい場合、絶対に外せないのがこの中公文庫版の日本の歴史シリーズだ。
中公文庫『日本の歴史』シリーズのメリット
・古代から現代まで、日本の歴史のあらゆる分野をカバーしている
・非常に読みやすく、かつ内容に漏れがない
・受験向きというよりは、教養として日本史を学びたい方や専門的に学びたい方の基本書として最適
中公文庫『日本の歴史』シリーズのデメリット
・1冊当たり600ページ近いため、読むのにとても時間がかかる
・カラー版がなく、写真がモノクロのため、やや見にくい
・内容が深いので高校生や公務員試験などのいわゆる試験向きではない
・電子書籍化されていない
角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』 おすすめ度★★★★
「歴史はマンガで学ぶのがおすすめ」とはよく言われることですが、一応マンガの形式は取っていても、絵が汚くて字ばかりな、とても読めたものじゃないものや、簡単にしすぎて結局あまり意味のないものも少なくありませんよね。
そんな中この本は中学生や高校生でも読みやすい内容に仕上がっているため、
日本史全体の流れを学びやすいです。
しかも、内容も漫画としてはかなり深くまで学習することが出来るようになっています。
15冊に分かれてはいますが、そんなに時間もかからず読み終えることが出来ると思います。
メリット
・漫画なので非常に読みやすい
・漫画の中でもかなり読みやすい部類に入る
・漫画の中でも内容が詳しい
・電子書籍バージョンもある
デメリット
・15冊あるので高い
・内容が詳しいとはいえ、漫画だけで受験対応にはさすがに限界がある(流れの理解には最適)
いっきに学び直す日本史 東洋経済新報社 おすすめ度★★★★
この本は教養編(古代~近世)と実用編(近現代)の2分冊なので先に挙げたシリーズよりは分量が少ないです。しかし、それでいて教科書や他の日本史の通史をまとめた本よりかなり詳しく、教科書のような字体で横書きなので、縦書きがイマイチという方にもおすすめです。
メリット
・2分冊なので量が少なめ
・教科書を分かりやすく説明したような作りで、読みやすい
・日本史を少ない分量でまとめた本にしては内容がかなり充実している。
・電子書籍化している
デメリット
・教科書形式の構成にアレルギーがある場合、読む気が出ない可能性がある
・編者がやや嫌われがちのため、amazonレビューが内容と比較してやや低いので不安になる…かも
※元々予備校講師が書いた『大学への日本史』の改訂版なので受験にも十分使える内容だが、気になる人は気になるかもしれません。
石川晶康 日本史B講義の実況中継 語学春秋社 おすすめ度★★★★
はっきり言って大学受験のための参考書としてなら、完全にこれ一択です。
世界史なら実況中継シリーズとナビゲーター世界史(全4冊)シリーズがどちらも良書で
冗談を交えたくだけた説明が良ければ実況中継、地図が手書きでなく、正攻法で分かりやすい説明のmナビゲーターシリーズを好みで選べるかもしれないが、日本史はナビゲーターシリーズの出来が世界史ほどではなく、実況中継シリーズが1枚も2枚も上手である。
教科書に載っている大部分の項目をかなり分かりやすく講義調で説明しており、年表の語呂合わせも独特だが、それゆえに面白く、非常に理解が進む内容です。大学受験はもちろん、これまでに紹介した本でいまいち理解が進まない場合は社会人の教養のとっかかりとしても十分楽しめる内容となっています。ただ、大人が書店で買う場合は受験参考書の所にあるので、少しハズかしいかも…(誰も気にしてないでしょうけど)
メリット
・講義調で分かりやすい
・大学受験用の内容をほぼ網羅しており、大学受験用としては最適
・社会人の教養としても、解説が分かりやすい
・電子書籍がある
デメリット
・講義調の話が嫌いな場合は読むに耐えない
・良くも悪くも受験に特化しているため、教養書としては少しズレるかも
結論
中公文庫版の『日本の歴史』シリーズを読むことが、日本史の深く面白い世界の第一歩なのは間違いありません。ここに紹介しているその他の本である程度の日本史全般の知識を学んだ後に中公文庫版の『日本の歴史』にチャレンジし、そこからさらに深い内容を知りたくなったら、さらに別の本に進んでいくというのが日本史の王道です。その先のより専門的な書籍の紹介はコチラ

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